新gTLD拡大のスケジュール
2011年6月に新gTLDの導入プログラムが承認されたことに始まる新gTLD拡大のプロセスは、申請受付、初期審査を経て、現在は順番に契約締結・委任が行われており、続々と新しいgTLDの登録が開始されています。
新gTLDのこれまでの流れ
- 2008年06月 : 新gTLDの導入プログラム実施案が正式に承認
- 2008年10月 : 申請者用ガイドブックドラフト第1版 公開
- 2011年06月 : 申請者用ガイドブック最終版 公開
- 2012年01月 : 申請受付開始
- 2012年05月 : 申請受付終了
- 2012年06月 : 申請内容公開
- 2013年07月 : 最初の新gTLDの契約締結
- 2013年08月 : 初期審査終了
- 2013年10月 : 最初の新gTLDがルート―ゾーンに登録(正式に委任)
- 2013年10月 : 最初の新gTLDの登録受付開始
新gTLDの概要
2012年のプログラムによって申請が受付けられた新gTLDの概要、および申請のプロセスは以下のような内容でした。
新gTLDの文字列
アルファベット(ASCII)だけでなく、各国の言語(国際化ドメイン)も申請できます。
- 3文字以上の文字列(アルファベットの場合)
- 文字列が地理的名称の場合、国や自治体による「支持」または「反対しない」旨の同意が必要
- 実在するTLDと類似するドメインは不可
新gTLDの種類
大きく分けると以下の2種類に分類されます。
■ Community-based gTLD
特定のコミュニティーを対象に運営されるもの。
コミュニティーの範囲が限定され、かつコミュニティーのメンバーからの支持されていることが要件。
■ Standard gTLD
Community-basedでないものはすべてStandard。
ユーザが限定された運用も可能で、企業が運用するブランドドメインもほぼ「Standard gTLD」で申請されている。
申請プロセス
申請後は初期審査が行われ、順番に契約締結、権限移譲へと進みます。
審査の順番は抽選で決められており、途中で第三者からの異議申し立てや、文字列が競合(複数の類似するTLD申請)する場合は、それぞれ解決のプロセスがあるため、権限移譲まで長期間を要するケースもあります。
そのため、1000種類以上のgTLDが次々と登場することになります。