2021.07.08コラム連載 vol.1:ドメイン業務とカルチャーショック
ドメインネーム
それは、企業のオンラインプレゼンスを示す「武器」・・
ドメインネームに親しんでもらうため、アラサーのマークアイ社員のドメインに関する会話をコラム形式で連載していきます。今回は第一回として「カルチャーショック」をテーマに、会話の一部を切り取ってお届けします。
読者の皆さんもドメイン業務で同じようなカルチャーショックを体験されているのではないでしょうか。
本コラムが皆様のドメイン業務の理解に少しでも役立ちましたら幸いです。
第1話:ドメイン業務とカルチャーショック
登場人物(仮名)
ある日のお昼休みに
イモコ:おシゲさん、私たちももうアラサーと言われる年齢ですけど、最近、新しい発見やカルチャーショックなどありましたか?
おシゲ:アラサーって、余計なことは言わなくていいです。笑
カルチャーショックか分からないですが、コロナをきっかけに初めてアニメに触れたんです。
イモコ:なんと。私もステイホームが増えて、アニメ観始めました!
おシゲ:なにか新しい発見はありました?
イモコ:それぞれ作者の描きたい哲学があって、ハマる漫画によって自分の深層心理も見えてくることが面白いと思っています。
おシゲ:なるほど。ドメイン業界の仕事も知識がゼロだったことに共通点がありますよね。お互い未経験から始めていますし。
イモコ:急カーブでドメインの話に持ってきましたね(笑)。
では、ドメイン業界の仕事を始めて、カルチャーショックを受けたことって何かありますか?
おシゲ:まずは意外にドメインサービスの価格がお手頃だったことかな。
イモコ:確かに。基本、数千円から数万円ですもんね。
おシゲ:あ、それと、ドメイン業界に法律がないというのも、ユニークだなと思った記憶があります!
これには歴史的な理由があって。インターネットが誕生して以降ドメインの登録はアメリカ国防総省が担っていた訳だけど、まさかドメインの仕事をしていて「ペンタゴン」って言葉を聞くとは思わなかったです。この背景、ちゃんと知ってた?
イモコ:もちろんです。そこからアメリカの研究所→ICANN(アメリカの非営利団体)という流れで引き継がれて、現在に至っているんですよね。
おシゲ:全てのドメインはICANNの管理下にあり、その下部組織で実際に各ドメインの登録を担っているレジストリ(登録機関)は一定の枠内でルールを自由に決められる・・・独特な世界ですよね。
イモコ:ほとんどのドメインの運営組織が民間団体だから法律が存在しないんですね!
おシゲ:そうそう!価格についても完全に各ドメインのレジストリが独自決定できる世界で、そのレジストリも多種多様、民間企業・政府組織・教育機関だったりするんです。
私の旅行おすすめNo.1のマルタ共和国には「.mt」という国別コードドメインがあるんだけど、そのレジストリはマルタ大学だし。
イモコ:そういう理由でドメインの価格帯が数千円から数万円で様々というところに繋がってくるんですね。
マルタと言えば、おシゲさん数年前に夏休み取得されてマルタのビーチに肌を焼きに行かれてましたよね!
おシゲ:確かに行ったけど、美白が自慢って言ってるんだから肌を焼きに行くわけないでしょ。記憶が適当過ぎる。
逆に、イモコさんはカルチャーショック何かありました?
イモコ:カルチャーショックもなにも、新卒入社で知識が何もなかったですからね~。
でも、お客様のドメイン担当者でもほとんどの方が知識ゼロからスタートしているんじゃないかなって、最近アラサーになって思ったんですよね。
おシゲ:アラサーは関係ないでしょ笑
確かにお客様でドメインの知識がある方の方が珍しいから、かなりニッチな業界ではありますよね。
イモコ:お問い合わせ内容もドメインの取得方法から、サーバなど運用のご質問、侵害、ルール作成と幅広いですよね。
おシゲ:そうそう。企業規模とか展開するブランド数とか、お客様の状況も千差万別だから、それぞれのお客様に見合った提案は必要だよね。
イモコ:そうですよね。マークアイは管理システムだけを提供している事業者とは異なるので、お客様のお悩みを解決しつつ、お客様の状況に合う提案力を身に付けていきたいです!
ちなみに、ドメイン業務のコンサルティングを行う上で一番やりがいを感じることは何ですか?
おシゲ:お客様にドメインの専門家がそれほど多くないからこそ、お客様と二人三脚で戦略を立てて業務を進められることにやりがいは感じますよね。
イモコ:なるほどです。つまり、足の紐が切れても、諦めずにゴールまで一緒に駆けていくってことですね。
おシゲ:・・・(反応に困る)
次回に続く
※不定期に配信予定です。
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