2016.09.23新gTLD/ブランドTLDセミナーの報告
2016年9月7日に、『.jp』の登録管理を行う日本レジストリサービス社(JPRS)の村上嘉隆氏を講師に招き、次回の新gTLD募集をご検討されている企業向けに、新gTLD/ブランドTLDのセミナーを開催しました。
当日は朝から雨が降っていましたが、セミナーを開催する午後には雨も上がり、現在新gTLDを申請されている企業を含め、多くの方がご来場されました。
「今後もセミナーに参加したい」という声を多くいただきました。その講義内容を一部ご紹介します。
新gTLDとブランドTLDの誕生について
2012年1月~5月に新しいgTLDの申請が行われ、その申請数は1,900件を超えました。その中には、企業名やブランド名の文字列をTLDとして、自社およびグループのみでの使用に限定する内容の申請が多くありました。
その後、企業名やブランド名で新gTLDを申請した有志グループの活動を受け、2014年に「ブランドTLD」の契約条件を明確化した「Specification13(仕様書13)」が採択され、自社およびグループのみで使用できる新gTLDとして、ブランドTLDが誕生しました。
ブランドTLD、「Specification13(仕様書13)」についてはこちらをご覧ください
どのようなブランドTLDがあるのか、『ブランドTLD一覧』についてはこちらをご覧ください
ブランドTLD申請者の分析・活用事例
現在、ブランドTLDだけでも、450種類を超えます。
実際にブランドTLDを申請した企業がどのように活用をしているのか、日本だけでなく世界を含め、その登録件数や活用事例をご紹介しました。
前回の申請手続の概要と次回募集に向けてのICANNの動向
新gTLD/ブランドTLDの運営者(レジストリ)になるためには、数年に渡りICANNの審査やシステムのテストを経る必要があります。また、申請・運営費用も高額であるため、担当者だけでなく経営層を始めとする多くの関係者の協力が必要です。
前回の募集時にもブランドTLDの申請に携わったJPRSならではの視点で、これらの内容について説明いただきました。
自社およびグループ全体での利用をみすえたポリシー作り
ブランドTLDを自社およびグループで使用するにあたり、事前に自社およびグループ全体で共有するポリシーを持つことの重要性について、最後に弊社スタッフから説明をいたしました。
今後もマークアイでは、次回新gTLD募集についての動向やブランドTLDの活用状況など、最新の情報をお届けしていきます。
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