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2017.08.25ブランドTLDの最新情報(現在の利用状況と第59回ICANN会合報告)

ブランドTLDの現在の利用状況と、2017年6月に行われた第59回ICANN会合(ヨハネスブルク)についてお知らせします。

現在のブランドTLDの利用状況

現在、ブランドTLDは450件を超えました。それらのドメインネーム登録件数は5,000件以上になります。
そのうち、アクティブなサイトは850件ほど、その中からさらにリダイレクト利用などを除くと、利用件数は130件ほどです。

アクティブなサイトを用途別に分類しますと、以下のようになります。

  1. ①これまでのメインサイトへのリダイレクト
  2. ②ソーシャルメディアへの利用
  3. ③キャンペーンサイト
  4. ④ウェブサイト自体の移行・引越しやメールアドレスとして利用

ブランドレジストリグループ(Brand Registry Group(BRG))によるオープンセッションでは、大手企業から中小企業まで、次の新gTLDの申請受付に関して興味を抱いている企業は多いという声があったということです。

また、日本企業では、株式会社小松製作所が本社コーポレートサイトで、ブランドドメイン「.komatsu」を使用しています。
海外企業では、欧州を本拠とするフランスのグローバル金融グループであるBNPパリバ「.bnpparibas」も、本社コーポレートサイトやグループサイトで利用を始めています。
このように、まだまだ利用件数は少ないですが、少しずつ、企業により様々な活用が試みられているようです。

第59回ICANN会合(ヨハネスブルク)報告

2017年6月26日から29日にかけ、第59回ICANN会合が南アフリカのヨハネスブルクで開催されました。
残念ながら、今回の会合では、新gTLD・ブランドTLDの次回スケジュールに関して大きな前進はありませんでした。

新gTLDと関連した話題としては、国名や地域名などの地理的名称のTLDに関する議論が、前回の第58回ICANN会合(コペンハーゲン)から引き続いて、外部専門家を含め行われましたが、議論の方向性が定まるところまで至りませんでした。

次回の第60回ICANN会合(アラブ首長国連邦のアブダビ)でも、引き続き、新gTLD・ブランドTLDについて議論がされる予定です。

尚、2019年3月にICANN会合が久しぶりに日本(神戸)で行われます。
(出典元: 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) )

 

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